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私は大学卒業後、新入社員としてアイワに入り、10年間はごみ焼却の現場で仕事をしました。

はじめの8年間は埼玉の現場で、基本的な運転維持管理から機器の一部修繕等、焼却炉もストーカ式(※1)や流動床式(※2)など、現場の設備や諸先輩方に施設管理のイロハを学びました。その後、2年間は試運転の経験を積みました。

※1 ストーカー式・・・ごみを火格子(ストーカ)の上で乾燥・加熱し、撹拌・移動させながら燃やすタイプの焼却炉。
※2 流動床式・・・砂を入れた炉の内部へ下部から空気を送り、砂が流動状態になったところにごみを投入して燃やす焼却炉。


その後、現場の中心者として勤務することとなりました。

しかし、それまで多くの事を前任者に頼っていたことで自身の経験の少なさを露呈してしまい、結局一年で他の社員と交代することとなってしまいました。

その際、多くの方に迷惑をかける結果となったことに対して自分の中でとても残念に感じています。しかしこの失敗は現在の自分を構築する上でとても良い経験になりました。

ちょうどその頃ごみ焼却インフラに”ダイオキシン問題”が起こり、多くの処理施設で機器の改修工事が行われるようになり、私は焼却炉の試運転員として全国をまわるようになりました。この経験は自身の技術習得のための大きな財産となりました。


平成13年に本社で業務をすることになりました。

より専門知識を高めるために浄化槽管理士と衛生管理者を取得し、本社業務のほか”浄化槽管理業務”と”衛生管理者業務”を兼務させて頂いております。

現場での仕事はごみ焼却運転から浄化槽(小型の水処理施設)へ専門が移りましたが、時間をかけて両方を経験したことで維持管理の仕事への理解が深まりました。


「これでいい」という終点はどの仕事にもないと思います。

これまで業務に携わり思うことは、社会のインフラを支える施設管理という仕事は「楽であっても手を抜けない」また「トラブルを糧とする」といった自らの姿勢を管理することで自己成長を望める職業であると改めて思います。

今後入社される方には現在の自分の状況や能力に甘んじることなく、仕事やプライベートでも多くのことを学んでいっていただきたいと思います。

先輩からの声